長女+双子。新米親父が切り取る日常の暮らしのできごと。
文・木野本(三木店スタッフ)
家族で中山寺へ |
中山寺へ安産祈祷
6月4日(日)この日は妊娠5カ月目(双子)の妻と5歳になる娘を連れて宝塚市にある中山寺へ安産祈祷をしてもらいに行きました。長女の時以来2度目の参拝です。この日は日曜日と戌の日が重なり、普段と比べかなり参拝者が多かったようです。実際近隣の駐車場も満車状態で、駐車場の管理人も「今日は今まで見たことないくらいの多さやで」と言われました。
駐車場からお寺に着くまでに見られるほとんどが妊婦さんとその旦那さん。戌の日ということもありますが、さすが「安産の寺」として名高い中山寺です。
しかし、恥ずかしながら前回の参拝まで「安産の寺」というのを知らず、妻に言われるまで安産祈願は近くの神社でするんじゃないの?くらいにしか思っていませんでした。世の男性方はみなご存じなのでしょうか。
中山寺に着くと、最初に山門が目に入り歴史を感じさせられます。しかし中はきれいに整備されていて、あらゆる祈祷や供養などそれぞれ対応した場所があり、ここに来ればお客の要望に全て応える、まるで百貨店のような印象を受けました。さらに屋台が並び、エスカレーターやカフェレストランのようなものまで。
お寺って厳かなイメージがあるのですが、名所になるとやはり利便性も必要になってきますね。
エスカレーターを上り安産祈祷所に行くとすでに大勢の参拝者たち。「ホントに日本は少子化ですか?」と疑いたくなるくらいの長蛇の列。
用紙に必要事項を記入して列に並ぶのですが、この日は6月初旬とは思えない暑さで妊婦さんたちは安定期に入ったとはいえ倒れる人が出るんじゃないかと思うほどでした。
受付前では列に並んで待っている間、上部にモニターで腹帯のつける時期やお札を置いておく場所、向けておく方角など事細かに流れていました。
受付で記入した用紙と祈祷料を払うと腹帯とお守りをその場でいただき、後日10日間祈祷したお札が郵送されてきます。
いただいた腹帯には色々と書かれているのですが、最後に「男」と「女」のどちらかが書かれています。巷では「書いてある方と逆」が生まれてくるという噂があるそうです。「書いてある方のまま」という話も聞きますのでどちらとも言えませんが。
ちなみにうちの場合では2回とも「男」と書いてありました。生まれてきたのは女の子です。
長女のお礼参り
安産祈祷が済んだ後はもう一つの目的、長女のお礼参りです。
お礼参りは無事出産できたお礼と、今後の無事な成長をお願いするためのものです。
長女が生まれて落ち着いたら行こうと思いつつ、「次の子を授かったときに一緒に」ということで、今回まで延び延びに。
隣にいた老夫婦が「お礼参りに来るのに3年も経ってしまったよ」という声が聞こえてきたので「こちらは5年半ですよ」と言ってしまいそうになりました。
お礼参りで必要なのが前回の安産祈祷でいただいた腹帯やお札など、あとはお納め料と新しい腹帯。新しい腹帯はお寺の近辺では600円で売られているので買ってしまいそうになりますが、受付では500円で用意してもらえます。
受付を済ませば、安全祈願のお守りが子供に与えられます。
ここでふと、「双子の場合お納め料は二人分?」
後々のことですが気になったので聞いてみることに。
「母親に対してなので一人分ですよ」とのこと。そしてお守りは二人分もらえるとのことで少し得した気分に。
時間にすれば1時間半もかからなかったですが、みんなクタクタに。帰りに食べたみたらし団子はとても美味しかったです。
安産祈祷により、長女の時も今回も無事に出産に至りました。あとは今後の健やかな成長を見守るのみです。次女・三女のお礼参りは落ち着いたらすぐに行こうと思います。